干す時間帯は何時ぐらいぐらいがいいのだろう?
布団はどれくらいの頻度で干せばいいの?
この記事ではこんな疑問が解決できます。
日頃からなんとなく羽毛布団を干していませんか?
実は羽毛布団の干し方にもちゃんとした方法があります。
間違った方法で羽毛布団を干すと劣化を早めることにもなってしまうので、正しい方法で干すようにしましょう。
この記事では羽毛布団を干すメリットや正しい干し方について解説します。
面倒だと思いがちな布団干しですが、しっかりとやってあげるとふっくらと快適に寝ることができますよ。
羽毛布団を長く使うためにもしっかりと干してお手入れしていきましょう。
羽毛布団を干す3つのメリット
なんとなく気持ちがいいから羽毛布団を干している人も多いですが、羽毛布団を干すメリットは3つあります。
- 羽毛布団のふくらみの回復
- 羽毛布団の臭いの軽減
- 羽毛布団のダニ対策
気持ちよく寝れるようになるのも間違いないので、しっかり干すと寝る時の幸福度が高くなりますよ。
ひとつずつ詳しく解説していきます。
羽毛布団のふくらみの回復
人は寝ている間にコップ1杯の汗をかくと言われていて聞いたことがある人も多いですよね。
寝ている間にかいた汗は羽毛布団やマットレスに吸収されています。
羽毛布団は放湿性にも優れているので、普段使っていても羽毛布団をそこまで重たく感じることはありません。
とはいえ、目に見えないだけで湿気はたまっていきます。
羽毛布団に湿気が溜まると、中の羽毛がふくらみにくくなります。
羽毛のふくらみがなくなるとあたたかさも落ちてきますし、いいことはありません。
そうならない為にも定期的に布団を干してあげることで、湿気を飛ばして羽毛をふくらみやすくしてあげましょう。
羽毛布団の臭いの軽減
買ったばかりの羽毛布団や使っていくうちに羽毛の臭いが気になるといったケースがあります。
羽毛の臭いが気になった場合も干すことは非常に有効ですよ。
羽毛は湿気がたまったときに臭いやすくなる傾向があります。
なので羽毛布団にたまった湿気を飛ばしてあげることで、臭いの問題を軽減することができますよ。
それでも臭いが気になる場合は羽毛布団の中の空気を入れ替えてあげることも有効です。
羽毛布団を折りたたみながら中の空気を押し出すようにしてください。
それで布団の中の空気が入れ替わるのでこちらも効果がありますよ。
羽毛布団のダニ対策
羽毛布団のダニ対策としても布団を干すことは有効です。
ただ、ダニ退治という部分では少し弱いです。
ダニは熱に弱く、50℃の熱で20~30分程度で死滅しますし60℃の熱だとすぐに死滅するぐらい熱に弱い生物です。
こう考えると布団を干しているだけでもダニを退治できそうですが、実際は布団の中の温度が50℃になっているかがわかりません。
真夏なら50℃になるかもしれませんが、冬はならないと思いますしね。
単純にダニ退治という部分では布団乾燥機を使う方がよっぽど効率がいいです。
それでも羽毛布団を干すことがダニ対策に有効なのは、ダニが好む湿気を飛ばしてあげることができるからですね。
ダニは湿度が高くなると活発に活動するので、湿気をこまめに飛ばしてあげることで活動を抑えることができます。
ダニ退治というよりはダニの繁殖予防といった意味が強いですね。
ダニが好む湿気をため込まないためにも羽毛布団はこまめに干してあげるようにしましょう。
羽毛布団の正しい干し方
羽毛布団を干すメリットや干す理由がわかれば、次は正しい干し方を知りたいですよね。
ほとんどの人ができているとは思いますが、意外と知らないことも多いのでもう一度ここでしっかりと理解しておきましょう。
ここでは干し方や干す時間帯、実際に干す時間を解説するので参考にして取り入れてみてください。
天日干しはやめましょう
1番やりがちで実は間違った干し方が天日干しです。
羽毛布団の生地は直射日光に弱く、劣化しやすいです。
特に生地は直射日光にあてると色落ちしてしまったり、生地が傷んでしまうので注意が必要です。
色落ち程度であればまだまだ使うことはできますが、傷んでしまうと中から羽毛が吹き出してくることにもなるのでおすすめできません。
正しい干し方は風通しの日陰で干す。
これでOKです。
日陰に干すとなると、なんとなく干した気にならないかもしれませんが問題ありません。
外の空気にあてて風を通してあげるだけでも十分湿気は飛びます。
生地の劣化を防ぎつつ、羽毛布団を長く使うためのお手入れ方法としてはこれが最適ですよ。
これから羽毛布団を干す場合は陰干しをするようにしてください。
どうしても天日干しがしたい人は
ただ、どうしても天日干しがしたい、天日干しじゃないと干した気にならないといった人もいますよね。
そういった人はカバーをかけたまま天日干しをしてください。
直射日光さえ当たらなければ生地へのダメージを防ぐことができます。
もしカバーがないようであればシーツで代用しても大丈夫ですよ。
ただしその場合は羽毛布団全体にかけるように気をつけてくださいね。
羽毛布団を干す時間と時間帯
羽毛布団って何時間ぐらい干せばいいか知っている人はあまりいないですよね。
なんとなく洗濯物と同じタイミングで干して、取り込むタイミングで一緒に取り込む人も多いと思います。
長時間干しすぎると生地の方がダメージを受ける可能性があるのでおすすめしません。
干すときは片面1時間を目安に干してください。
1時間干して、裏返しにしてもう1時間といったイメージですね。
短く感じるかもしれませんがこれでも十分ですよ。
ちなみに干す時間帯は10時~15時ぐらいまでの間で干すといいですよ。
よく晴れた日で湿気の少ない日を選ぶとさらに良しという感じです。
逆に梅雨などの湿気の多い日は干さない方がいいです。
外の湿気を逆に吸ってしまう可能性があるので注意しましょう。
羽毛布団を干す頻度
羽毛布団を干す頻度は月に1回~2回程度を目安に考えておいてください。
あとは自分が使っていて、布団が重たく感じる場合やふくらみがなくなった気がする場合はそのタイミングで干すのもありです。
羽毛布団は昔の綿わた布団とは違い、そこまで湿気がたまることはないので毎日のように干さなくても大丈夫ですよ。
羽毛布団を干すときにしてはいけないこと
逆に羽毛布団を干すときにしてはいけないことについても解説しておきます。
実際、何気なくやっている人も多いことですがお布団にダメージを与えます。
やってはダメなこともしっかりと把握しておきましょう。
やりすぎると羽毛布団の劣化が早まります。
布団叩きで強く叩く
布団を干したときに、布団たたきでバンバン叩く人っていますよね。
これ、布団にダメージ与えまくりですからね。
強く叩くとホコリが舞っているように見えて綺麗になっているような気がするかもしれませんが、これは生地の綿埃です。
それに叩くことによって生地が緩み、中の羽毛が飛び出しやすくなります。
布団たたきで強く叩いても、いいことなんかひとつもないですよ。
布団の表面のほこりが気になるようであれば、軽くポンポンと叩く程度にするか、サッと拭くぐらいにしておいてください。
布団が干せないときはどうする?
梅雨の時期や干せるタイミングの日が雨続き・・・なんてこともありますよね。
そういった場合のお手入れ方法についても解説します。
干せない時が続いた場合の参考にしてみてください。
布団乾燥機を使う
こんな感じの布団乾燥機を使うのが1番手っ取り早く部屋干しができます。
湿気を飛ばしてくれるのはもちろんですが、ダニを退治できる温度まで上げることができるのでダニ対策はもちろん、冬場の寒い時期にも布団をあたためておいてくれるので重宝します。
布団乾燥機を使えば外に干す手間も省けますし、天気や湿度を気にしなくていいのであれば役立ちますよ。
室内干しをしつつ扇風機の風をあてる
こんな感じの室内用の物干しを使って羽毛布団を干す方法もあります。
干しながら扇風機の風をあててあげることで、湿気を飛ばします。
ただし、スペースの問題もあるのでこの方法でなくても問題はありません。
ハンガーラックでも幅や長さが問題なければ使えます。
ちなみに物干しがなくても背の高いイスが2脚あれば代用できますよ。
少し広めに間隔をあけてイスを並べ、羽毛布団をかけてあげるだけでOK。
ただし見た目はかなり不格好ですけどね。
この場合でも扇風機で風をあてるようにはしましょう。
羽毛布団の干し方のまとめ
羽毛布団を干すときの正しい干し方や干す時間や時間帯、干せない場合の対処法について解説しました。
最後に簡単にまとめておきます。
- 天日干しではなく風通しの良い場所で陰干し
- 干す時間は片面1時間程度が目安
- 干す時間帯は10時~15時ぐらいまでがおすすめ
- 干す頻度は月に1回~2回が目安
- 外に干せない場合は布団乾燥機がおすすめ
羽毛布団を干せば気持ちよく寝ることができます。
とはいえ、正しい干し方をしないと知らずに劣化を早める結果にもなってしまいます。
正しい干し方をすることで気持ちよく出来るだけ長く羽毛布団を使えるようにお手入れしましょう。
コメント