麻の素材が持つ特徴とは
麻を使ったおすすめの商品は?
この記事では麻素材について解説しています。
夏に活躍する生地として有名な麻。
梅雨明けから夏にかけての日本の高温多湿な季節にぴったりな素材です。
麻は人類最古の繊維と言われるほど人の生活と古くから関わってきた繊維です。
この記事ではそんな麻の持つ優れた特性について紹介していきます。
麻の種類
一口に麻と言っても麻の中にもたくさんの種類があります。
その中でも衣料品や寝装品に使われているのはリネンとラミー。
リネンは主にヨーロッパで生産されている麻で柔らかく上質な風合いが特徴です。
フランスのフレンチリネンやアイルランドのアイリッシュリネンなどが有名です。
ラミーは主にアジア圏で生産されており強度に優れシャリ感のある風合いが特徴です。
どちらかと言えば高級品にはリネンが使われていることが多いでしょう。
麻の特徴
寝具に使われている麻はリネンとラミーの2種類が大半です。
次は麻素材が持つその特徴について紹介していきます。
独特の風合い
麻の大きな特徴はその独特な風合いです。
シャリ感と言われるその風合いは麻だけが持つ特徴です。
リネンの方が比較的柔らかくラミーはよりしっかりとしています。
優れた吸湿発散性
吸湿性の優れた繊維と言えば綿が有名ですが麻の吸湿性は綿のおよそ4倍と言われています。
また麻の繊維の構造は中が空洞になっているため吸収した水分を発散する能力にも優れた繊維です。
寝ている間にかく汗や湿気をしっかりと吸収し発散することでカビや臭いの抑制にも繋がります。
耐水性と耐久性
麻は天然繊維の中で一番強度があると言われます。
また水にも強く濡れると更に強度が増すという特徴もあります。
洗濯を繰り返しても傷みにくいので頻繁に洗うことで清潔な状態を保てます。
耐久性があり耐水性にも優れているので長く使用することが可能です。
汚れに強い
麻は汚れに強い繊維としても有名です。
麻の繊維に含まれるペクチンという成分の効果で染み込みにくくなっています。
洗濯にも強く汚れが落ちやすいので清潔に使えるのも麻の大きな特徴です。
また麻は繊維自体に抗菌性を持っておりカビや雑菌の繁殖を抑えるとも言われています。
昔は麻の布で食品を包んで保管することでカビや細菌の増殖を防いでいたようです。
保温性にも優れる
実は麻は保温性にも優れています。
麻の繊維は中が空洞になっており空気をよく含みます。
冬は掛布団と体温で暖められた空気を空洞に含み体を温めます。
夏の素材というイメージの麻ですが夏でも冬でも快適に使えます。
麻のおすすめ寝具
麻の寝具を探す際に気を付けてほしいのが中綿の素材です。
肌に触れる生地が麻100%だとしても中身がポリエステルだと良さが半減します。
麻の素材の良さを感じたいのであれば生地も中綿も麻素材のものを選びましょう。
麻素材の肌掛け布団
この「西川 麻100% 夏用ケット」は生地に麻100%使用。
リネン麻なので風合いも柔らかくて良い肌触りだと思います。
中綿にも麻100%使用なので麻の特性を十分に活かした商品ですよ。
麻素材の敷パッド
敷パッドは麻素材でも1年中使える優れものです。
「麻100% オールシーズン 本麻敷きパッド」生地にラミー麻を使用。
少し固い独特のシャリ感は使い込むことで肌に馴染んでいきます。
中綿も麻100%で寝汗や湿気をしっかりと吸収発散してくれます。
まとめ
麻の大きな特徴は5つ。
・天然繊維の中でも優れた吸湿発散性
・洗濯にも耐えられる耐久性
・汚れに強く抗菌性も持っている
・実は保温性にも優れる
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