布団の生地の特徴が知りたい。
羽毛布団の生地のおすすめがあれば知りたい。
この記事ではこんな疑問が解決できます。
綿のものからポリエステルが混ざったものなど羽毛布団の生地の種類は多くあって選ぶのが難しいですよね。
でも実は羽毛布団の生地って中の羽毛よりも寝心地に直結する部分なんですよ。
そんな選ぶのが難しい羽毛布団の生地の素材の特徴や寝心地、おすすめはどれなのかを解説します。
羽毛布団を選ぶときの参考にしてください。
2022年のおすすめの羽毛布団を知りたいという人は【2022年秋冬】ネットで買える羽毛布団のおすすめランキング【用途別に解説】という記事をご覧ください。
無名なメーカーから有名な寝具メーカーの羽毛布団をランキング形式で紹介とおすすめする理由を解説しています。
羽毛布団に使われる生地の素材について
羽毛布団に使われる生地の素材って綿やポリエステル、シルクにレーヨン、それらを組み合わせたものなど種類はかなり多くあります。
とはいえ、その特徴を詳しく知っている人はほとんどいません。
まずは簡単に羽毛布団の生地ではどんな素材があってどんな特徴があるのかをまとめてみます。
素材 | 特徴 |
綿 | 吸湿性が高く蒸れにくい。洗えるものもある。 |
ポリエステル | 値段が安く洗えるものも多いが蒸れやすい。 |
レーヨン | 単独で使われることはなくポリエステルなど混ぜて使われる。 肌あたりがよくなるが少し弱い素材。 |
リヨセル(テンセル) | 肌触りが良く体にフィットしやすい素材。 値段も高く洗えない。 |
シルク | 肌触りは最高クラスだが耐久性が弱い。 値段は非常に高く洗えない。 |
他にもモダールやベンベルグ、アウトラストなどいろいろ素材はありますが、上の5つで8割以上の羽毛布団が作られているので、ここを理解できればOKです。
単独で見た場合の特徴はこんな感じですが、素材を組み合わせることで特徴も変わってきます。
実際に羽毛布団で使われている側生地の素材も組み合わせているものが多いです。
羽毛布団の側生地で多く採用されている組み合わせごとの特徴については次で説明します。
羽毛布団の生地の特徴
羽毛布団に実際に使われていることが多い側生地の素材を5つ解説します。
あたたかさには大きく影響を与える要素ではないですが、寝心地や快適さには直結する大事な要素です。
素材の混率をベースにして特徴を解説しますが、素材以外にも糸の太さや織り方でも羽毛布団の寝心地や快適さは変わります。
ただ、糸の太さや織り方は羽毛布団のラベルや品質表示、商品紹介のページに記載されていることが少ないので、この記事では省略して別の記事で解説します。
特徴をしっかりと把握して自分にあった生地を選んでくださいね。
綿100%
綿100%の生地を採用している羽毛布団は吸湿性が高く蒸れにくいのでおすすめです。
綿100%といっても実は細かく分類されているので、値段にもバラつきがあります。
そんな綿100%の羽毛布団の生地の特徴をまとめると下の表のような感じ。
綿100% | |
肌触り | ★★☆☆☆~★★★★★ |
フィット性 | ★★☆☆☆~★★★★★ |
洗濯性 | △ |
価格 | 中~高価格 |
特徴 | 吸湿性が高く、蒸れにくい。 寝汗も吸ってくれるので快適。 生地の素材が豊富。 |
綿100%は専門店や百貨店が種類が豊富で取り扱い量が多いです。
量販店やネット通販でもありますが、あまり種類は多くありません。
高品質な羽毛布団で寝たいという人にはおすすめの生地です。
ちなみに綿100%の生地は糸の太さや織り方で特徴が大きく変わります。
洗濯性が△になっているのは生地の織り方や加工によっては洗濯できるものもあるからで、これはお布団によって変わります。
洗濯できるものは「ウォッシャブル」とか「洗濯可能」とか書いていることがほとんどなので、買うときに迷うことはありませんよ。
逆に書いてないと洗えないと思っておくほうがいいです。
綿100%の羽毛布団の生地については【間違い】羽毛布団の生地は綿100%なら何でもいい訳ではありません!という記事でさらに深堀りして解説しています。
綿100%の生地を選ぶつもりなら読んで損はしません。
綿70%ポリエステル30%
綿70%ポリエステル30%の生地を採用している羽毛布団は肌触りもよく、中価格帯の羽毛布団が多い傾向にあります。
綿も70%入っているので吸湿性も悪くなく、汗を吸ってくれるのでバランスの良い生地です。
そんな綿70%ポリエステル30%の素材の特徴をまとめます。
綿70%ポリエステル30% | |
肌触り | ★★★☆☆ |
フィット性 | ★★★☆☆ |
洗濯性 | × |
価格 | 中価格 |
特徴 | 中級品の羽毛布団に使われることの多い生地。 吸湿性もあり値段とのバランスも良い。 |
有名な寝具メーカーでもある西川でも採用されていることの多い生地です。
洗えないということはデメリットかもしれませんが、普段洗わないという人は品質と値段のバランスも良くいい生地ですよ。
コスパの良い側生地がいいという人におすすめです。
綿65%ポリエステル35%
綿65%ポリエステル35%の生地は先ほどの生地と比べても5%しか変わりませんが、織り方が違うので肌触りやフィット性はさらによくなっています。
イメージとしては先ほどの綿70%ポリエステル30%のワンランク上と思ってもらえればOKです。
綿65%ポリエステル35%の特徴をまとめるとこんな感じ。
綿65%ポリエステル35% | |
肌触り | ★★★★☆ |
フィット性 | ★★★★☆ |
洗濯性 | × |
価格 | 中~高価格 |
特徴 | 肌触りがよくソフトな仕上がりの生地。 柔らかな肌触りが好みの人におすすめ。 |
これも有名な寝具メーカーでも採用されている生地で中級品の中の高級品といったイメージですね。
この生地はコスパの良い生地よりもワンランク上のもので寝たいといった人におすすめの生地です。
ポリエステル85%綿15%
羽毛布団の中でも1番多く採用されているのがこのポリエステル85%綿15%の生地です。
量販店やテレビ通販、ネット通販でも多く販売されています。
安い羽毛布団といえば、ほぼこの生地が採用されていると思ってもいいぐらいです。
そんなポリエステル85%綿15%の生地の特徴をまとめると下のようになります。
ポリエステル85%綿15% | |
肌触り | ★★☆☆☆ |
フィット性 | ★★★☆☆ |
洗濯性 | 〇 |
価格 | 低価格 |
特徴 | 軽量で洗えるものが多く、値段も安い。 カシャカシャ音が鳴るのと蒸れやすい。 |
正直、コスパでいえば最強です。
最低限の機能はありながらも値段も安いということで採用されることが非常に多いです。
ただ綿の割合が少ないので他の素材よりも蒸れやすく、生地がこすれるとカシャカシャと音が鳴ります。
そのデメリットを我慢できるのであれば、問題なく使えます。
蒸れやすいというデメリットも綿100%の生地のカバーを使うことで、ある程度は改善できます。
なるべく安い羽毛布団が欲しいという人にはこの生地がおすすめです。
ポリエステル100%
ポリエステル100%は安い量販店やネット通販の格安の羽毛布団で採用されている生地ですが、正直全くおすすめできません。
値段が安いだけで、蒸れるし静電気も起こるし最悪です。
そんなポリエステル100%生地の特徴をまとめると下のような感じです。
ポリエステル100% | |
肌触り | ★☆☆☆☆ |
フィット性 | ★★★☆☆ |
洗濯性 | 〇 |
価格 | 低価格 |
特徴 | つるつるした肌触り。 吸湿性がないので蒸れやすい。 静電気も発生しやすいのでおすすめしない。 |
ちなみに値段が安いといっても、そこまで激安というわけではありません。
値段で選んでしまって後悔する可能性の高いパターンです。
機能性加工がされているものであれば別ですが、基本的に値段の安い羽毛布団でポリエステル100%の生地を採用している布団は選ばないほうが無難です。
マジでおすすめしません。
羽毛布団におすすめの生地はどれ?
羽毛布団に使われている生地の特徴はわかったけど、どの生地を選べばいいかわからないという人もいると思います。
そこで羽毛布団の目的別の生地の選び方をまとめておきます。
生地選びに悩んだら目安にしてみてください。
羽毛布団を安く買いたい人向けにおすすめの生地
なるべく安く羽毛布団を買いたいという人はポリエステル85%綿15%の生地がおすすめです。
というか、値段が安いものを探しているとほぼこの生地一択ですね。
それぐらいこの生地はよく使われているので、各メーカーで価格競争になりやすい傾向にあります。
なので、結果的に羽毛布団の値段も安くなります。
安い羽毛布団を探しているという人はポリエステル85%綿15%の生地を選ぶのがいいですよ。
いくら値段が安くてもポリエステル100%の生地だけは選ばないでくださいね。
品質と値段のバランスのいいものが欲しい人におすすめの生地
品質と値段のバランスのいいコスパのいい羽毛布団が欲しいという人は綿100%の生地か綿70%ポリエステル30%の生地を選んでください。
綿100%であれば中価格帯のものを選ぶと間違いが少ないです。
ネットで買う場合だと判断がしにくいのですが、60サテンと書いてあるものや二層式と書いてあるものであればだいたい中級品です。
このクラスの羽毛布団は寝汗もしっかりと吸ってくれるので蒸れることなく快適に寝ることができますし、値段もそこまで高くないものもあります。
羽毛布団の値段の目安としては3万円~5万円ぐらいまでのものを選ぶと失敗が少ないですよ。
羽毛布団でも洗えるものが欲しい人におすすめの生地
洗える羽毛布団が欲しいという人はポリエステル85%綿15%の生地かウォッシャブル対応の綿100%の生地を選んでください。
基本的に羽毛布団は洗えないものが多いですが、ウォッシャブル対応のものであれば自宅でも洗えます。
特に夏場に使うダウンケットであれば、この2つの素材から選ぶといいですよ。
冬に使うしっかりとした羽毛布団であれば家庭用の洗濯機で洗うのは容量の関係で難しいので、こだわる必要はないと思います。
ちなみにコインランドリーでも洗えますが、洗うと縮みますよ。
最悪の場合、破れて羽毛が飛び出してきます。
冬用の羽毛布団を洗う場合は素直にクリーニングに出すほうが無難です。
このあたりはまた別で記事にします。
とにかく高品質の羽毛布団が欲しい人におすすめの生地
できるだけ高品質な羽毛布団を使って眠りたいという人におすすめの生地は綿100%の最高クラスのものがおすすめです。
量販店やネット通販で売っていることはほとんどなく、専門店や百貨店での取り扱いがメインになります。
むしろ10万以上するものばかりになってくるので、お店に行って実物を触って納得して買う方がいいですよ。
綿100%の高級品になると軽くて肌触りも良く、寝心地も抜群です。
同じ綿100%でも違いがわかるぐらい、品質がいいものはいいですよ。
興味がある人はぜひ専門店や百貨店で試してみてください。
羽毛布団の生地の選び方のまとめ
羽毛布団はどうしても中の羽毛が注目されがちですが、寝心地に直結するのはお布団の生地です。
値段や羽毛の質ばかりに気をとられていると羽毛布団選びに失敗しますよ。
この記事の結論としては、ポリエステル100%の生地を使った羽毛布団は選ばない。
これだけです。
あとは自分の好みや目的にあわせた生地を選べば、そこまで失敗することにはなりません。
自分にあった羽毛布団を選んで快適に良質な睡眠をとっていきましょう。
他にも羽毛布団を選ぶときに悩みやすいポイントについて【全12記事】羽毛布団の正しい選び方のまとめ【比較するポイントも解説】という記事でまとめているのでそちらも参考にしてください。
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