ダウン率はどうやって選べばいい?
ダウンケットのダウン率の選び方が知りたい。
この記事ではこんな疑問が解決できます。
ダウンケットのダウン率って気にしたことはありますか?
ダウンケットの場合、羽毛は0.3㎏程度しか入ってないことも多いのであまり気にしない人も多いと思いますが、実は寝心地が結構変わります。
安いものだとダウン率は50%で0.25㎏入りというダウンケットも多いですが、チクチクして気になったり、寝心地も微妙に感じることはありませんか?
この記事ではダウンケットのダウン率の選び方について解説します。
ダウンケットのダウン率でどう変わるのかも解説するので、ダウンケット選びの時の参考にしてください。
他にもダウンケットの生地はどう選んだらいいの?何か変わるの?と疑問に思った人はダウンケットの側生地は綿100%が本当にいいのか?【特徴を理解して選ぼう】の記事で解説しているので選ぶときの参考にしてください。
ダウンケットのダウン率で何が変わる?
ダウンケットを選んでいるとダウン率50%~95%などいろいろなダウン率の羽毛が使われています。
とはいえ、いきなりダウン率とか見ても違いがわかる人は少ないと思います。
具体的にダウン率が変わると何が変わるのかをまとめるとこんな感じ。
- 値段が変わる
- ふくらみと暖かさが変わる
- 触った感触が変わる
個別に解説していきます。
値段が変わる
まず大きな違いは値段ですね。
ダウン率が50%のダウンケットだと2,000円~3,000円ぐらいのものも多く、安く買うことができますが中国製のものがほとんどです。
有名寝具メーカーのものだと中国製のダウン率が50%のものでももう少し高かったりします。
ダウン率が85%程度のものだと値段はざっくり5,000円程度と少し高くなります。
たかだか2,000円程度の違いと思っていても家族分となると結構大きな違いになりますよね。
他にもダックやグースなどの鳥の種類や産地でも値段は大きく変わります。
このあたりのことは以前の記事で解説しているので気になる人はあわせてご覧ください。
ふくらみや暖かさが変わる
ダウン率が変わるとふくらみや暖かさも変わります。
本当はふくらみや暖かさに影響を与えるのはダウン率ではなく、ダウンパワーなのですがダウン率が50%程度のものだとダウンパワーも低くなります。
特にダウン率が50%程度のものだと半分はフェザーが入っているので、ふくらみが出にくいんですよね。
ある程度ふっくらしたものが欲しい場合はダウン率が85%程度以上のものを選ぶといいですよ。
羽毛の充填量にもよりますが、ダウン率が高いもの方が暖かさもあることが多いので、クーラーで寝冷えするといった人もダウン率が高めのものを選ぶのがおすすめです。
ダウンパワーってなんだろうと気になる人は以前、羽毛布団のダウンパワーとは?値段の相場を比較しつつ解説!という記事で解説しているのでそちらも参考にしてください。
触った感触が変わる
ダウン率が変わるとダウンケットを触ったときの感触が変わります。
ダウン率が50%程度の低いものだと半分はフェザーが入っています。
こんな感じの羽根です。
このフェザーの羽軸と呼ばれる芯の部分は硬く、チクチク・ゴワゴワした感触になります。
ダウンケットを触って、芯のようなしっかりとした感触があるのはこのフェザーが原因です。
ダウン率が低ければ低いほどフェザーの割合が増えるので、このチクチク・ゴワゴワした感触が苦手な人はダウン率が高いダウンケットを選ぶ方がいいですよ。
ダウン率が高いほどチクチクした感触も少なくなるので寝心地も良くなります。
フェザーの割合が多いとチクチクとするだけでなく、生地からフェザーが突き破って吹き出してくることも。
値段が安い方がいいのはわかりますが、せめて70%以上のダウン率のダウンケットを買うほうが結果的に満足度は高くなるので、選ぶときの参考にしてください。
ダウンケットのダウン率の選び方
ダウン率が変わると何が変わるのかはわかったと思いますが、実際に選んでいくときに自分は何%のダウン率を選べばいいのかわからないという人も多いと思います。
ここでは具体的に3つのタイプにわけておすすめのダウン率を解説します。
あくまで目安なので、必ずしもこれが絶対というわけではないのですが、ダウンケット選びに悩んでいるのであれば参考にしてもらえれば嬉しいです。
とにかく安いダウンケットが欲しい人はダウン率50%
できるだけ安いダウンケットが欲しいという人はダウン率が50%のものから選ぶと安く買うことができます。
ただ、個人的には安いだけでおすすめはしていませんけどね。
というのも、ダウン率が50%のダウンケットで2,000円台のものは中国製のものが多く、臭いのトラブルも聞くことがあります。
これは必ずしも中国製だから臭いの問題が起きるというわけではないですし、日本製のダウンケットでも起こる可能性のある問題ですが、やっぱりトラブルの頻度は中国製の方が多いです。
とはいえ、価格的には魅力的なのでどうしても安いものが欲しいというのであればダウン率50%のものも検討してみてください。
コスパが高いダウンケットが欲しい人はダウン率85%
できるだけ安くダウンケットが欲しいけど、やっぱり寝心地も大事と考える人はダウン率85%程度のものを選んでみてください。
このクラスになると日本製のダウンケットも増えてきますし、日本製のダウンケットの場合は最終検品も日本国内でするので臭いのトラブルの発生率がかなり下がります。
ダウン率も85%あるとフェザーの割合も少なくなってくるので、チクチクした感触やゴワゴワした感触がかなり軽減されます。
今使っているダウンケットがチクチクして気になるといった人はこのクラスであればかなり改善されますよ。
個人的にはこのクラスのダウン率のダウンケットがコスパも高く、値段もそこまで高いものではないのでおすすめです。
高品質なダウンケットが欲しい人はダウン率90%
値段やコスパなんか関係ない!とにかく高品質なダウンケットが欲しいという人はダウン率90%以上のものを選ぶのがおすすめです。
ダウン率が90%以上から探すとなると、鳥の種類もダックからグースが選択肢に入ってきます。
詳しい解説はこの記事では省略しますが、グースはダックと比較して臭いのトラブルが発生しにくいです。
それにダウンの質も高いので、ふくらみやすく暖かくもなります。
ものによっては生地も綿100%の生地や特殊な加工が施された生地が使用されていたり、今までのダウンケットの商品と比較してもいろいろと違いが出てきますよ。
このクラスのダウンケットを選ぶときに注意して欲しいのは必ず日本製のものを選んでください。
せっかく高品質なダウンケットが欲しくて選ぶのであれば、リスクのある中国製を選ぶメリットはないです。
日本製のダウンケットよりは安いのでお得感はあるかもしれませんが、臭いや品質のリスクを負う理由はないと思うので。
最近では日本企画の中国製の商品も増えてきていますが、これは最終検品も中国でしているただの中国製なのであまりおすすめしません。
このクラスのダウンケットを選ぶときは生産国にも注意して選んでみてくださいね。
ダウンケットのダウン率についてのまとめ
ダウンケットのダウン率もピンキリでいろいろ種類があります。
ダウン率50%のダウンケットは値段だけ見れば安くていいのですが、個人的には中国製の安すぎるものはおすすめしません。
やっぱり安い中国製のものは臭いがするリスクが高めです。
もちろん全部が全部臭うわけではないですし、日本製のものでも臭いがするリスクはあります。
ただ臭いのトラブルの発生率はどうしても中国製のダウンケットの方が高くなってしまいます。
個人的にはダウン率が最低でも70%以上、できればダウン率が85%程度のものがおすすめです。
それぐらいになると日本製のものも選択肢に増えますし、値段もそこまで高くなくコスパが良いものも多くなりますからね。
他にもダウンケットを選ぶときに見るべきポイントはあります。
選ぶときの注意点やダウンケット選びの具体例などを【エアコン対策】ダウンケットの選び方まとめ!【洗える安いものを選びましょう】という記事にまとめているのでどうやって選べばいいのかわからない人は参考にしてください。
どこが変わると値段が変わるのか、どんなダウンケットを選べばいいのかおすすめも紹介しています。
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