側生地の素材が変われば、何か影響はあるの?
具体的にどの素材がおすすめなのか知りたい!
この記事ではこんな疑問が解決できます。
夏の定番寝具のダウンケットですが、種類も多く値段もバラバラ・・・
どれを選べば失敗しないのか気になるところですよね。
この記事ではダウンケットの側生地の素材が変わると何が変わって自分にはどれがあうのかという疑問を解説します。
他にもダウンケットを選ぶときに気になるポイントの羽毛のダウン率については【50%は微妙】ダウンケットのダウン率はどれを選ぶ?違いを解説!の記事で解説しているのでダウンケットを選ぶときはあわせて参考にしてください。
ダウンケットの側生地で変わること
そもそもダウンケットの側生地ってそんなに重要?
別にどれでも変わらないと思うけど・・・
こんな風に思われがちですが、側生地が与える影響は実は結構大きくて寝心地や機能性も変わってきます。
側生地は綿100%がいいという話は聞いたことがある人もいるかもしれませんが、なぜ綿100%がいいのか理由を知っている人は少ないと思います。
まずは側生地の特徴をしっかりと理解して自分にあった素材を選ぶようにしましょう。
側生地が綿100%の特徴
まずは側生地が綿100%のダウンケットの特徴ですが、主な特徴は4つあります。
- 肌触りが良い
- 汗を吸ってくれる
- 洗えないものもある
- 値段が高いものが多い
綿100%なので肌触りが良いのは嬉しいポイントです。
ポリエステル系の生地を使っているものだと気になるシャカシャカした感触や音もなく、寝心地はかなりいいですよ。
ポリエステルと違って綿100%の側生地だと吸湿性や吸水性があるので、寝汗をかいても生地が吸ってくれるので、夏の寝苦しい夜でも不快感は軽減されます。
綿100%のダウンケットを選ぶときに洗えるorウォッシャブルと書いてあるかは注意して見ておいた方がいいですよ。
綿素材は洗うと縮みやすかったり、洗うと羽毛が吹き出す可能性があります。
なのでウォッシャブル加工がされているような綿素材が使われているかは確認をしておいた方が無難です。
ダウンケットに使われている綿100%素材は洗えるように加工されているものが多いですが、中には洗えないものもあるので洗いたいという人は洗えるかどうか確認をしておいた方が安心できます。
あと側生地が綿100%のものだと値段が高くなる傾向にあります。
実際、生地代もポリエステルものと比較しても高くなりますしね。
高品質なダウンケットが欲しいという人には綿100%の側生地がおすすめですが、できるだけ安くダウンケットを買いたいという人には不向きかもしれません。
最後に綿100%の生地の特徴をまとめておきます。
素材 | 綿100% |
肌触り | ★★☆☆☆~★★★★★ |
フィット性 | ★★☆☆☆~★★★★★ |
洗濯性 | △ |
価格 | 中~高価格 |
特徴 | 吸湿性が高く、蒸れにくい。 寝汗も吸ってくれるので快適。 生地の素材が豊富。 |
ダウンケットに多く使われている綿100%素材の生地は60サテンが多いので、肌触りやフィット性という部分では星3.5ぐらいはありますよ。
少しでも快適に眠りたいという人は側生地が綿100%のダウンケットを選ぶと満足度が高くなります。
側生地がポリエステル85%綿15%の特徴
側生地の素材がポリエステル85%綿15%の特徴は主に3つあります。
- 値段が安く、コスパが高い
- ほとんどのものが洗える
- 綿が15%あるので少しは汗を吸う
ポリエステル85%綿15%の生地はダウンケットに限らず、羽毛布団の側生地にもよく使われているメジャーな素材で生地の値段が安いです。
コスパという面で考えるならこの生地が1番いいです。
ダウンケットの場合、ほとんどのものが洗えますし、肌触りも悪くはありません。
ポリエステルが多いのでシャカシャカと生地が擦れる音や感触が気になる人は気になりますが、そこまで気にしなくてもいいレベルですしね。
それにポリエステル自体には吸水性はないですが、綿が15%入っているので多少の汗は吸ってくれるので蒸れ感はマシです。
最低限の機能と値段の安さを考えると非常にコスパの良い側生地です。
できるだけ安くダウンケットが欲しいけど、最低限の品質は欲しいという人におすすめの側生地です。
最後にこのポリエステル85%綿15%の生地の特徴をまとめておきます。
素材 | ポリエステル85%綿15% |
肌触り | ★★☆☆☆ |
フィット性 | ★★★☆☆ |
洗濯性 | 〇 |
価格 | 低価格 |
特徴 | 軽量で洗えるものが多く、値段も安い。 カシャカシャ音が鳴るのと若干蒸れやすい。 |
側生地がポリエステル100%の特徴
側生地がポリエステル100%の特徴は主に3つあります。
- 安い
- ほとんどのものが洗える
- 蒸れる
羽毛布団ではそこまで多く使われていないポリエステル100%の側生地ですが、ダウンケットの場合だとそこそこ使われることの多い素材です。
主に激安価格のダウンケットで使われることが多い傾向にあります。
ただ、ポリエステル100%の側生地を使ったダウンケットは個人的には全くおすすめできません。
ポリエステル100%の側生地を使ったものだと2,000円台ぐらいのものも多くあり、値段が安いのはメリットですし、ほとんどのダウンケットが洗えることもメリットです。
ただ、基本的にポリエステル100%のダウンケットは蒸れます。
これは大きなデメリットでおすすめしない理由のほとんどはこれです。
ただでさえ寝苦しい夏で蒸れたら最悪ですし。
吸水性のあるカバーをつけることである程度改善することはできますが、それでも個人的にはあまりおすすめしません。
しかも安いといっても、先ほどのポリエステル85%綿15%の側生地を使ったダウンケットと比較してもそこまで大きく変わらないんですよね。
どうしてもこの素材がいいという人は止めませんが、私はおすすめしていません。
最後にポリエステル100%の側生地の特徴をまとめておきます。
ポリエステル100% | |
肌触り | ★☆☆☆☆ |
フィット性 | ★★★☆☆ |
洗濯性 | 〇 |
価格 | 低価格 |
特徴 | つるつるした肌触り。 吸湿性がないので蒸れやすい。 静電気も発生しやすいのでおすすめしない。 |
ダウンケットの側生地はどう選ぶべき?
ざっくりとダウンケットに使われることの多い側生地の特徴はわかったけど、実際どれを選べばいいのかわからない人も多いはず。
ここでは3つの用途にあわせて選び方を解説します。
読むのも面倒だと思う人はダウンケットの場合、ポリエステル85%綿15%の側生地を選んでおくと機能面でも価格面でも大外れはしませんよ。
さくっと読めるぐらいに短く解説していきます。
寝心地を重視する場合
寝心地を重視する場合は綿100%の側生地を使ったダウンケットを選ぶのがおすすめ。
やっぱり肌触りもいいですし、吸湿性もあるので蒸れを軽減してくれるのもおすすめの理由です。
とはいえ、中には洗えないものもあるので洗うことを前提で考えているのであれば綿100%の側生地を使ったダウンケットでも「洗える」や「ウォッシャブル」と書いてあるものから選ぶようにしましょう。
洗濯性を重視する場合
洗濯性を重視したいという人はポリエステル85%綿15%の側生地使ったダウンケットがおすすめです。
少しでも安くダウンケットが欲しいという人はポリエステル100%の側生地を使ったダウンケットでもまぁ・・・といった感じです。
ポリエステル系の生地は縮みにくいので、洗うことを前提に考える場合はこの2つから選ぶのが無難かなと思います。
綿100%の側生地を使ったダウンケットでも洗えるものであればOKですが、それでも洗濯性という部分ではポリエステルには劣ります。
寝心地や値段のことも考えると、ポリエステル85%綿15%の側生地を使ったダウンケットが最適です。
値段を重視する場合
値段重視で選びたいという人はポリエステル85%綿15%の側生地を使ったダウンケットがおすすめです。
単純に値段だけで見るならポリエステル100%のダウンケットの方が安いですが、中国製のものが多く、臭いのリスクもつきまといます。
ポリエステル85%綿15%のものなら日本製のものも多くあり、選択肢が増えるのも嬉しいポイント。
値段と品質のバランスの良いものも多くあるのでコスパを重視するならポリエステル85%綿15%のダウンケットがおすすめです。
ダウンケットの側生地のまとめ
ダウンケットを選ぶときに中の羽毛や値段を気にすることはあっても生地までしっかりと選ぶ人はまだまだ少ないです。
ただ、側生地の素材で寝心地は変わるので実は大事な要素ですよ。
個人的には綿100%のダウンケットがものとしてはいいとは思いますが、使う時期や期間を考えるとポリエステル85%綿15%のダウンケットがコスパを考えたら1番良い気がします。
洗うときも洗いやすいですしね。
ちなみに今使っているダウンケットが古くなってきたという人や安いものを買ったから微妙だなと感じている人は買い替えを検討するのもありです。
ダウンケットを選ぶときの注意点やダウンケット選びの具体例などを【エアコン対策】ダウンケットの選び方まとめ!【洗える安いものを選びましょう】という記事にまとめているのでどうやって選べばいいのかわからない人は参考にしてください。
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