ゴールドラベルとCILラベルってどっちがいい?
ラベルで比較するときにわかりにくい・・・
この記事ではこんな疑問が解決できます。
羽毛布団についているラベルで羽毛の性能を示すラベルがついている場合があります。
ゴールドラベルやCILラベルがそのラベルです。
ただラベルをぱっと見ただけでは何のことか理解できる人は少ないと思います。
この記事ではラベルがついている意味や違いを一覧で比較しつつ解説します。
羽毛布団を選ぶときの参考にしてみてください。
羽毛はあたたかさに影響を与える大事な要素なので理解しておくと損をしませんよ。
羽毛布団にラベルがついている意味や違い
羽毛布団の品質は中の羽毛(ダウン)の品質に大きく影響されます。
このダウンの品質によって値段も大きく変わりますし、あたたかさも変わってきます。
とはいえ、羽毛布団の中の羽毛って見えませんよね?
そんな見えない羽毛布団や中の羽毛の品質を保証するものが「ゴールドラベル」や「CILギャランティーラベル」になります。
この「ゴールドラベル」は日本羽毛製品協同組合(日羽協)が発行していて、「CILギャランティーラベル」はCILが発行しています。
これらの組合が羽毛の品質を検査、管理をしています。
日羽協は羽毛布団を実際に買って抜き打ち検査もしていて基準に満たない布団を販売している業者には指導をしています。
悪質な業者の場合は組合から除名されますし、実際に除名された業者もあります。
そういった意味でも日羽協の「ゴールドラベル」がついているというのは一定の安心感がありますよ。
個人的にラベルでの信頼性という部分でおすすめするのも日羽協が発行しているゴールドラベルですし。
とはいえ、CILラベルがダメという訳ではないんですけどね。
ちなみに「CILギャランティーラベル」は羽毛の品質に特化したラベルなのに対して、「ゴールドラベル」は羽毛布団全体の品質保証をしています。
さらに「ゴールドラベル」の場合は日本製というのも保証してくれますよ。
「ゴールドラベル」は専門店や量販店、通販関係でよく見かけるラベルですが、「CILギャランティーラベル」はネット通販に多いイメージですね。
「ゴールドラベル」については羽毛布団のダウンパワーとは?値段の相場を比較しつつ解説!という記事でも詳しく解説しているので参考にしてみてください。
羽毛布団についているラベルの比較
実際に羽毛布団についているラベルの比較をしていきます。
羽毛の品質を比較する場合、見るべきポイントは産地やダウン率でなくDP(ダウンパワー)で比較するようにしてください。
この記事では羽毛のふくらみを表す数値であるDP(ダウンパワー)を重視して比較して解説します。
この数値が大きいほどふくらみやすく、あたたかくなりやすい羽毛です。
まずは先に一覧表にしたのでご覧ください。
DP(ダウンパワー) | ゴールドラベル | CILギャランティーラベル |
190 | なし | イエローラベル |
240 | なし | グリーンラベル |
300 | ニューゴールドラベル | レッドラベル |
350 | エクセルゴールドラベル | シルバーラベル |
400 | ロイヤルゴールドラベル | ゴールドラベル |
440 | プレミアムゴールドラベル | ブラックラベル |
480 | なし | プラチナラベル |
表にしてみましたが、字だけではわかりにくいと思うのでここからは羽毛のランクごとに分けてラベルの画像付きで解説します。
羽毛のランクごとにおすすめの羽毛布団も簡単に紹介しておくので自分で比較する時の参考にしてください。
さくっとおすすめの羽毛布団が知りたいという人は【コスパ高め】CILラベルの羽毛布団のおすすめ3選!【ネットで人気】の記事をご覧ください。
ゴールドラベルのおすすめをまとめた記事も近々書く予定なので、書きあがったらまたアップします。
【DP190~240まで】CILイエローラベルとCILグリーンラベル
正直、あまり見かけることのないラベルですがかなり低ランクの羽毛です。
個人的にはこのランクの羽毛が使われている羽毛布団は避けておいた方がいいと思います。
ラベルの画像はこちら。
このふたつはDPも低く、羽毛のふくらみも少ないので冬用だと寒い思いをすることになります。
値段が安い羽毛布団が多いですが、それでも安物買いの銭失いになってしまう可能性が高いのでおすすめできません。
一応、参考までにどんな羽毛布団なのかも貼っておきますが、個人的にはおすすめしていません。
もう少しお金をかければ品質がよくなりますしね。
【DP300】ニューゴールドラベルとCILレッドラベル
このクラスからネット通販でもよく見かけるようになってきます。
夏場の暑い時期に使うダウンケットではこのクラスでも十分ですが、冬の寒い時期に使おうと思うと寒く感じます。
ラベルの画像はこちら。
羽毛布団として使うなら最低でもこのクラスからですが、このクラスも基本的にはおすすめしません。
先ほど書いたので繰り返しになりますが、夏に使う分には問題ないのですが冬は寒いです。
秋冬の寒い時期に使うことを前提に考えているのであれば、このクラスは避けておいた方がいいですよ。
普段使いするのではなく、来客用としてたまに使うといった使い方ならこのクラスの羽毛布団でもOKです。
値段も1万円ぐらいなので使い勝手もいいですよ。
このクラスでおすすめできる羽毛布団は下に貼っておきます。
【DP350】エクセルゴールドラベルとCILシルバーラベル
このクラスからは冬に使う場合でも使えるクラスになってきます。
使えますが、個人的におすすめするのは次のクラスです。
ラベルの画像はこちら。
秋冬でも使うことができて、値段も安いものが多いのでおすすめといえばおすすめですが、あたたかさの部分では少し物足りない人も多いです。
冬場に寝るときでも暖房をつけて寝る人であればこのクラスでも問題ないと思いますが、空調を切って寝るという人はこのクラスでは寒い思いをするかもしれません。
冬でも羽毛布団1枚で寝たいという人は次のクラスから上のクラスがおすすめです。
羽毛の入っている量は1.0㎏とこのクラスでは少なめですが、値段が安くコスパがいいのは下の羽毛布団です。
自分で選ぶときの参考にしてください。
機能性を求めるならエクセルゴールドラベル付きの下の羽毛布団もおすすめ。
抗菌防臭防ダニ加工にコインランドリーで洗うことができるので衛生的に使うことができるので、この価格帯ではかなりおすすめです。
【DP400】ロイヤルゴールドラベルとCILゴールドラベル
コスパを考えてもこのクラスが1番おすすめ。
値段は先ほどまでより少し高くなっていますが、寒い地域でなければ冬場でもこれ1枚で寝れるぐらい暖かいので寒がりな人にもおすすめです。
ラベルの画像はこちら。
最高級とまではいかないですけど、普通に使う分には十分なクラスです。
コスパが良い羽毛布団も多く、長く使う羽毛布団ならこのクラスを選んでおくと後悔する可能性が減りますよ。
羽毛でどれを選んだらいいのかわからないという人はこのクラスがおすすめです。
他にも同じ羽毛のランクで安いものもありますが、おすすめは下の羽毛布団。
羽毛の品質もよく、コスパを考えてもおすすめです。
羽毛布団選びで失敗したくない人はこの羽毛布団を選んでおけば問題ないですよ。
【DP440】プレミアムラベルとCILブラックラベル
最高品質の羽毛が使われている羽毛布団についているラベルで、一般で販売されている羽毛布団の中でも最高級のクラスです。
寒がりな人でもこのクラスの羽毛布団なら冬でも1枚で寝れるぐらい暖かく感じます。
ラベルの画像はこちら。
値段は少し高いですが、自分が寒がりだと思う人はこのクラスを選ぶといいですよ。
このクラスであれば普通の人であれば1枚で問題なくあたたかく眠ることができます。
寒がりな人でも寝ているときの寒さがかなり改善できるので、夜中に寒くて目が覚めるということが減りますよ。
寒がりな人にもおすすめです。
ちなみに2021年10月時点では下の羽毛布団がおすすめです。
他にも綿100%生地を使ったものでもう少し安いものもありますが、こっちの方が肌触りや風合いはいいですよ。
このあたりは好みにもよる部分ですが、参考にしてください。
暖かさと機能性の両方を求めるなら下の羽毛布団がかなりおすすめ。
抗菌防臭防ダニ加工とコインランドリーで洗えるので、クリーニングに出すことを考えるとかなりお得に使えます。
値段も32,800円とこのクラスの羽毛布団の中なら安いほうなので本当におすすめですよ。
【DP480】CILプラチナラベル
数は少ないものの販売されている羽毛布団の羽毛の中では最高クラスになります。
日本羽毛製品協同組合ではこのクラスはランク分けされておらず、CILのみが発行しているラベルです。
羽毛のふくらみという点では最高クラスで、比例してあたたかさも最高クラスです。
寒がりな人でも満足できますよ。
逆にこのクラスの羽毛布団でも寒く感じる人であれば毛布を使うか空調で温度調整をする必要があります。
ラベルの画像はこちら。
値段も高く、販売されている布団の数も多くはありません。
このクラスになってくると量販店では取り扱いはありませんし、専門店でも一部の専門店のみの取り扱いになってきます。
ネットでもほとんど売っていません。
ちなみにCILラベルはついていませんが、下の羽毛布団がDP480のものになります。
ラベルはついていませんが、品質管理を徹底している昭和西川のものなので信用しても大丈夫ですよ。
参考に見てみるといいですよ。
羽毛のラベルは信用できる?のまとめ
羽毛布団の中の羽毛は目に見えない部分なので、偽装が問題になったりすることもありました。
そんな自分で見ることのできない羽毛の品質を保証してくれるラベルはある程度は信用してもいいと思います。
特に日羽協の場合は本当にラベルの品質と同じ羽毛が使われているか、製品での抜き打ち検査もしているので信頼性は高い方です。
何もラベルがついていない羽毛布団よりは信用できますが、それよりも自分で調べたり、現物を見て納得して買う方がいいですよ。
お店で買う場合は実際に商品を触ってみたり臭いをかいでみたりするのもいいですし、ネット通販の場合だと口コミを見てみることをおすすめします。
羽毛布団の場合はレビューや口コミは少ないことも多いですが、スペックと値段だけで判断するよりもいいですよ。
ラベルも参考にしつつ、自分で納得のいく羽毛布団を選ぶようにしましょう。
羽毛布団の選び方については【全12記事】羽毛布団の正しい選び方のまとめ【比較するポイントも解説】という記事でまとめているので羽毛布団に関する悩みがあればこちらを参考にしてみてください。
春夏用の羽毛肌掛け布団としてダウンケットと呼ばれるものがあります。
春や夏にエアコンの風が冷たくて寝冷えするという人におすすめのお布団です。
そんなダウンケットの選び方やおすすめについて【エアコン対策】ダウンケットの選び方まとめ!【洗える安いものを選びましょう】という記事でまとめています。
値段が変わるポイントやどこが変わると寝心地が変わるかを解説しているので、こちらもあわせてご覧ください。
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