どうして臭いがするのだろう・・・原因が知りたい。
この記事ではこんな疑問が解決できます。
朝方にかけて段々と気温が下がってきたこの頃、
羽毛布団を使う準備をしようと布団を出してみると変な臭いが…
冬本番に備えて新しく買った羽毛布団でも開けた途端に臭いがする…
こんな経験ありませんか?
原因と対策を知ることで嫌な羽毛の臭いを軽減することは可能です。
もちろん羽毛布団は水鳥の羽毛を使用しているので多少の動物性の臭いは避けられません。
寒い夜の強い味方「羽毛布団」、暖かい布団に包まれて眠りたいのに羽毛の臭いが苦手という方、
この記事ではそんな困った羽毛の嫌な臭いについて徹底解説します。
羽毛布団の臭いの三大原因とは
まず大前提として知ってほしいことは「どんな羽毛布団でも必ず臭いはあります」。
羽毛は動物から採取するものなので少なからず臭いはするものと考える必要があります。
その上でどんな羽毛布団を選べば臭いのトラブルを回避できるのか解説していきます。
羽毛の種類
羽毛布団に使われる羽毛は大きく分けて2つの種類があります。
2.グース(ガチョウ)から採取されるグースダウンを使用した羽毛布団
この2つを比べるとダックの羽毛を使用した羽毛布団の方が臭いが強いです。
ダックは雑食のため草食のグースと比べると油脂分が多く動物性の臭いが強くなる傾向にあります。
人間も食生活によって体臭に変化がありますよね、水鳥でも食事の違いによって臭いに差が出ます。
ただし前述の通り「どんな羽毛布団でも必ず臭いはあります」
グースの羽毛を使用した布団でも無臭ではないことは理解しておきましょう。
ダックとグースの羽毛の違いについては「羽毛布団のダックとグースの違いや特徴は?臭いが少ないのはどっち?」でも解説しているので詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
ダウン比率
羽毛布団にはダウンとフェザーを混ぜた原料が使われています。
2.ダウン70%、フェザー30%の羽毛布団
この2つを比べるとダウン70%、フェザー30%の羽毛布団の方が臭いが強いです。
フェザー(羽根)には羽軸と呼ばれる固い芯がありその部分に臭いが残りやすいと言われています。
ダウン比率が低い(フェザーの比率が高い)羽毛布団は安価なものが多く販売価格を下げるため低品質な羽毛を使用している場合もあるので注意が必要です。
販売価格の安い羽毛布団は生産コストを下げるために羽毛の洗浄が不十分なこともあり汚れが付着したままの状態の羽毛が使用されていると臭いの原因になります。
特にダウン50%、フェザー50%の羽毛布団ともなると悪臭と言ってもいいぐらいの商品も存在しているのであまりオススメしません。
ダウン比率の差については「【用途別】羽毛布団のダウン率の選び方!違いや選ぶ目安を解説!」でも解説しています。
用途によってはダウン比率が低くてもいいケースもあるので、詳しく知りたい方はこちらの記事もあわせてご覧ください。
湿気の問題
羽毛布団を購入する際には羽毛の種類やダウン比率に注目することが大事です。
しかし買ったときは臭いが気にならなかった布団も冬が始まり久しぶりに出してみると臭いが強くなっていた…という経験がある方も多いと思います。
その原因として考えられるのが湿気の問題です。
日本は高温多湿の気候であり特に羽毛布団を使用しない夏場にかけて羽毛に湿気がたまり雑菌が繁殖することで臭いが発生しやすい環境になります。
羽毛布団に臭いを溜めないためにもシーズン中も定期的に干して湿気を発散させることが大切です。
また保管する際は干してから通気性のいい場所に収納することを推奨します。
湿気の問題を解決する羽毛布団の干し方については「羽毛布団の干し方!干す時間や頻度、干すメリットをまるごと解説!」で詳しく解説しています。
これから羽毛布団を出して使おうという方は本格的な冬の訪れの前にぜひ一読ください。
収納方法については「【圧縮はダメ】羽毛布団の収納方法!スペースがない人は見せる収納をしよう!」で触れています。
収納方法や場所の注意点、また便利な収納グッズも紹介しているのでそろそろ夏用のダウンケットを片付けようと考えている方は参考になると思います。
まとめ
結論として「どんな羽毛布団でも必ず臭いはあります」
しかし羽毛の種類やダウン比率といった羽毛布団の品質面を比べて検討すると臭いの強い布団に出会うリスクを軽減できるはずです。
また良い羽毛布団もお手入れをしないと羽毛は臭ってしまいます。
定期的に干して湿気を取りしっかり保管することが長持ちさせる秘訣です。
羽毛布団を快適に使うためにもしっかりと知識を付けて扱いましょう。
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