羽毛布団を切って小さくすれば燃えるごみで捨てても大丈夫?
できれば羽毛布団を買い取ってもらいたいけど、できる?
この記事ではこんな疑問が解決できます。
羽毛布団って大きいですし、嵩張るので捨てる方法について悩みますよね。
置いておくのにもスペースを使っちゃいますし・・・
実は処分に困るごみです。
そんな羽毛布団の処分方法を8つ紹介します。
それぞれの捨て方のメリットやデメリットを解説しつつ、絶対にやめておいた方がいい処分方法についても解説します。
ちなみに僕が羽毛布団を捨てるなら粗大ごみで捨てるかGreen Down Projectを通じてリサイクルをするのがおすすめです。
とはいえ、人それぞれ状況や考え方は違うので捨て方の特徴を把握しつつ自分にあった捨て方で処分しましょう。
もし本当に処分するなら処分する前に新しいお布団を買っておきましょう。
通販などで購入する場合、届くまでに若干タイムラグがあるので掛け布団がないという状態になればかなり寒いです。
新しく羽毛布団を買う場合は【2021年秋冬】ネットで買える羽毛布団のおすすめランキング【用途別に解説】という記事を参考にしてください。
2021年のネットで買える高コスパの羽毛布団を解説しつつ紹介しているので参考になりますよ。
羽毛布団の処分方法8選
この記事では羽毛布団の処分方法を8つ紹介します。
まずはざっとまとめてみてみましょう。
- 粗大ごみとして捨てる
- 羽毛布団の買い替え時の引き取りサービスを利用する
- 寄付をする
- Green Down Projectを通じてリサイクルする
- 不用品回収業者に処分してもらう
- 引っ越し業者に持って帰ってもらう
- ネットで売る
- リサイクルショップに売る
方法としてはこれだけありますが、おすすめするのは①から④の4つです。
他の捨て方だと費用が高くなったり時間が長くなりがちなのでおすすめしません。
個別にメリットやデメリットを説明します。
粗大ごみとして捨てる
粗大ごみとして捨てるのが1番確実でおすすめです。
そんな粗大ごみとして羽毛布団を捨てる場合のメリットやデメリットをまとめるとこんな感じです。
- 自治体が処分してくれるので安心
- 費用が安い
- 費用がかかる
- 自分のタイミングで捨てれない
- 自治体によってルールが違う
自治体に粗大ごみとしてお願いするので1番安心できる処分方法です。
費用がかかるのはデメリットですが、他の処分方法と比較しても安いのでそこまで大きな負担になりません。
ただ粗大ごみの場合は回収日が決まっているので、邪魔だと思っても自分の好きなタイミングで捨てれないのはデメリットに感じます。
また自治体ごとに粗大ごみで捨てるにも費用やルールは違うので、自分の住んでいる自治体のルールに従って処分しましょう。
羽毛布団の買い替え時の引き取りサービスを利用する
新しく羽毛布団を買い替えたときに引き取りをしてくれるお店もあります。
買い替えと処分を同時にしたい場合はこのサービスを利用するのが最もお得です。
そんな買い替え時の引き取りサービスのメリットとデメリットをまとめるとこんな感じ。
- 買い替えと同時に処分ができる
- 下取りキャンペーンがある場合がある
- 買い替えないと引き取ってもらえない
- 引き取りが有料の場合もある
- 条件がつくこともある
めちゃくちゃ便利な買い替え時の引き取りサービスですが、お店によっては有料での引き取りも多いです。
ネットで買い替えて無料で古い羽毛布団を回収してもらうのであればふとんタナカ 楽天店が比較的条件がゆるめです。
対象の羽毛布団に買い替えるのであれば特典の中から羽毛布団の回収を選ぶことができます。
着払い伝票と専用の回収袋が一緒に送られてくるのでお金をかけずに処分することができますよ。
50,000円以上の羽毛布団に買い替えた場合限定ですが、西川ストアONLINE 楽天市場店でも無料で回収してもらうことができます。
少し金額的な条件が高く感じるかもしれませんが、羽毛布団の品質はかなり高いのでおすすめですよ。
実際に店舗で買い替えと回収をお願いするならふとんのつゆきでも対応してくれます。
大阪、兵庫、岡山、徳島に店舗を構えるチェーン店です。
他の地域の人はなかなか持ち込むのは難しいですけど、近くの人は行ってみるのもいいかもしれません。
寄付をする
羽毛布団を寄付するというのも処分方法の1つです。
環境に配慮しつつ処分するという意味では1番いい方法です。
そんな羽毛布団を寄付するメリットやデメリットをまとめます。
- 処分費用自体はかからない
- エコで環境に優しい
- 児童養護施設の子供たちに届けられる
- 送料は自分で負担
- 梱包と発送に手間がかかる
送料の負担だけで羽毛布団の処分ができて、なおかつリサイクルされて新しい羽毛布団として再生されるのでおすすめの処分方法です。
どこで寄付ができるかわからない人も多いですが、eco sleepというサイトから申し込むことができます。
このeco sleepは出張専門のふとん屋さんである「ねむりや」が羽毛リサイクル&子供支援活動として行っています。
古くなった羽毛布団の中の羽毛を取り出し、洗って綺麗になった羽毛を新しい側生地につめて羽毛布団を再生します。
再生された羽毛布団は児童養護施設に寄付されたり、販売されたりしていて羽毛布団を生産するのにかかった費用を除いた収益は児童養護施設や保護犬猫団体へ寄付されます。
環境保護や子供たちの未来のことを考えると本当にいい取り組みをされていると思います。
処分するときはぜひ一度検討してもらえると嬉しいです。
Green Down Projectを通じてリサイクルする
あまり聞きなれない言葉かもしれないですが、Green Down Projectを通じてリサイクルするというのも処分方法の1つです。
Green Down Projectでリサイクルするメリットやデメリットをまとめるとこんな感じ。
- 環境に優しい
- 障害者の就労支援
- 回収してくれる場所が多い
- 持ち込みが面倒
羽毛布団に限らず、ダウンジャケットや寝袋などの羽毛製品を回収してくれます。
回収場所の数も多くて自分の行動範囲にあればここで回収してもらうと効率もいいのでおすすめです。
ちなみにGreen Down Projectとは捨てられるはずだったダウン製品の回収をして、きれいに洗ってリサイクルする活動のことです。
複数の企業や団体が加盟していて、地域や企業内での回収をしていますよ。
実際に回収してもらえる場所などはGreen Down Projectの公式サイトから確認をしてみてください。
大きなショッピングモール内の店舗でも回収しているので自分の近くにないか探してみてください。
不用品回収業者に処分してもらう
不用品回収業者に依頼するのも方法としてはありです。
回収業者に依頼するメリットやデメリットをまとめるとこんな感じです。
- 自分の好きなタイミングで処分できる
- 取りに来てもらえるので楽
- 料金が高くなりがち
- 怪しい業者がいないか不安
自分の好きなタイミングで取りに来てもらって処分ができるのは大きなメリットです。
粗大ごみの場合は決められた日しか捨てることができないので、ここは他と比較してもいいところですよね。
ただ、不用品回収業者に依頼するとなると料金は高いです。
業者によって値段が違うので一概には言えませんが、数千円以上はします。
それに不用品回収業者ってなんとなく怪しい感じがして頼みにくいというのもあります。
あとから高い料金を請求されたり、しっかりと処分してくれているのか不安になったりもしますよね。
もちろん優良な業者もいるとは思いますけど、選び方が難しいような気がします。
なので多少のお金がかかるのは仕方がないと思う人でなるべく早く処分したいという人は眠り姫 オンラインショップがおすすめです。
ネットの寝具の専門店ですが1枚1,000円のチケットを買って自分で送料を負担すると処分してもらえます。
純粋な回収業者ではないので自分で梱包と発送作業はしないといけませんが、値段が明確なので安心感はあります。
送料がこちら負担というのは少し厳しいですが、それでも送料を除けば一律料金なので回収業者を呼んで見積もりや引き取りをしてもらうよりは安くつくと思いますよ。
すぐにでも古い羽毛布団を処分したいという人は検討してみてください。
引っ越し業者に持って帰ってもらう
引っ越しの時に業者に持って帰ってもらうというのも1つの方法です。
引っ越し時に処分する場合のメリットやデメリットをまとめるとこんな感じです。
- 無料で引き取ってもらえるところもある
- 引っ越しのタイミングしか依頼できない
- 引っ越し業者によっては対応していないところもある
引っ越しをするタイミングでしかお願いできない方法ですが、かなり楽です。
とはいえ、この不用品の回収をしてくれる引っ越し業者としてくれない引っ越し業者があるので事前に調べておいた方がいいです。
自分が頼もうと思っている引っ越し業者が不用品の回収に対応していても布団の回収に対応していないこともあります。
なので調べるときは布団の回収に対応しているかもしっかりと確認をしましょう。
ネットで売る
メルカリなどのネットのフリマアプリで売って処分するという方法もあります。
現金化することができる可能性がありますが、あまりおすすめではありません。
ネットで売る場合のメリットやデメリットをまとめるとこんな感じ。
- 現金化できる可能性がある
- 売れない可能性が高い
- 売れる場合も時間がかかるケースが多い
- 梱包・発送の手続きが面倒
- 送料が高くなりがち
- 自分のタイミングで処分できない
メリットはわかりやすく不用品が現金化できる可能性があるところ。
ただ、中古の羽毛布団はなかなか売るのが難しい商品です。
逆の立場で考えてみたらわかると思いますが、他の誰かが使っていた羽毛布団を買うのって抵抗ありませんか?
しかも布団ってほとんどの人が持っているもので買い替えを考えたときに中古を選ぶ人は少ないです。
新品であれば売れる可能性も十分にあると思いますが、中古だとなかなか売れにくいですし。
売れるまでにも時間がかかりますし、羽毛布団は大きく嵩張るので梱包も大変ですし、送料も高くなりがちです。
そこまでの手間をかけても高く売ることも難しいですしね。
労力のわりにリターンが見合わない処分方法かなと思います。
最悪、処分できずに売れ残りますしね。
リサイクルショップに売る
リサイクルショップで買い取ってもらうのも羽毛布団を処分する方法のひとつです。
ただ、正直あまり現実的ではありません。
そんなリサイクルショップに売るメリットやデメリットをまとめるほどではないですが一覧にするとこんな感じ。
- 現金化できる
- そもそも買い取ってもらえない
やっぱりメリットは売れれば現金化できるところ。
デメリットは羽毛布団はそもそも買い取ってもらえないことが多いです。
使用歴の短い有名ブランドの羽毛布団であれば買い取ってもらえる可能性はありますが、何年も使っている羽毛布団の場合だと買い取ってもらえないことが多いです。
羽毛布団の場合は普通に処分する場合でもお金がかかるので、タダでもいいから引き取ってと思っても引き取ってもらえません。
売れる可能性があるとしたら、大塚家具の羽毛布団や寝具メーカーの西川の羽毛布団でも高級品で使用歴が短いものぐらいだと思います。
ただ、僕は羽毛布団の買い取りをしてもらったことがないので、お店によっては買い取ってくれる店もあるかもしれませんが、あまり期待しない方がいいと思いますよ。
絶対にやめておいた方がいい羽毛布団の捨て方
羽毛布団を小さく切って燃えるごみの日に出したいという人もいるかもしれませんが、絶対にやめておいた方がいいです。
理由は主に2つあります。
- 羽毛が舞い散る
- 切るのが意外と重労働
もう少し詳しく解説します。
羽毛が舞い散る
これが最大の理由といってもいいぐらいかもしれません。
羽毛は軽くてふわふわしているので、生地を切って開けた瞬間から飛び出してきます。
飛び出した羽毛を掴もうとしても、空気の微妙な流れでさえ動いてしまうので、捕まえたり拾い集めるのもかなり大変です。
羽毛は静電気がある場所にくっつくので家電製品や自分自身にもかなりまとわりつきますし、髪の毛についたらなかなか取れないですよ。
どうしてもやってみたいと思う人を止めはしませんが、後悔すると思います。
もしやるなら一気に全部を切るのではなく、1マス分だけやってみてください。
嫌になっても1マス分だけであれば掃除の手間も少なくすみます。
切るのが意外と重労働
羽毛布団はシングルサイズで150×210㎝もあるので単純に大きいです。
家にあるような普通のハサミだと1回に切れる長さも短いので、かなりの回数を切っていかないといけません。
握力の弱い人だとかなりツラいですよ。
生地の素材によっても切りやすいものや切りにくいものもあります。
それに裁ちばさみのような切れ味のいいハサミなら切りやすいですが、切れ味の悪いハサミなら本当に大変です。
とはいえ、途中で置いておくと羽毛が舞い散る可能性があるので、何日かに分けて作業するのもあまりおすすめできませんしね。
こんな理由から羽毛布団を切って捨てるのはやめておいた方がいいです。
羽毛布団の捨て方のまとめ
羽毛布団の捨て方もいろいろ種類があるのはわかったと思います。
粗大ごみで出すのが1番わかりやすくて安心ですが、できるだけ寄付やGreen Down Projectなどのリサイクルを意識した処分を選んでもらえると嬉しいです。
羽毛布団の寿命は10年程度が目安ですが、羽毛自体の寿命は30年が目安です。
なので、羽毛を取り出して洗ってあげることで再利用することは十分可能です。
もし自分の羽毛布団を作り直してもっと使いたいという人は羽毛布団の打ち直し(リフォーム)と買い替えはどちらがいい?【具体的な数字でわかる】という記事を参考にしてみてください。
もしかしたら新品の羽毛布団に買い替えるよりコスパ良く新しくできるかもしれません。
羽毛布団を捨てて新しい羽毛布団を選ぶ場合は【全12記事】羽毛布団の正しい選び方のまとめ【比較するポイントも解説】という記事で選び方について解説している記事をまとめています。
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