羽毛布団の打ち直しって結構高いけど、これって新品を買う方がよくない?
自分の羽毛布団が打ち直しに向いているかどうかわからない・・・目安はないの?
この記事ではこんな疑問が解決できます。
羽毛布団が古くなってきて寒い・・・新しいお布団に買い替えようかなと考えることがありますよね。
劣化してきた羽毛布団だとふくらみがなくなり寒く感じることもありますし。
そんなときは羽毛布団の打ち直し(リフォーム)を検討してみてください。
羽毛布団の打ち直しは今使っている羽毛布団を分解して新しく作り直すことができるサービスです。
今使っている羽毛布団によっては新しく買うよりも安く新品に近い状態まで戻すことができますよ。
この記事では羽毛布団の打ち直し(リフォーム)と新しく買い替えをするのはどちらがいいかを解説します。
ただし、今使っている羽毛布団によっては得する人と損をする人がいます。
羽毛布団の打ち直しがいい人と新しく買い替える方がいい人の判断基準についても深掘りして解説するので参考にしてみてください。
条件次第ではかなり得することもできますし、逆に損をするケースもあるのでしっかりと把握しておきましょう。
そもそも羽毛布団の打ち直し(リフォーム)ってなに?と疑問に思う人は先に羽毛布団の打ち直し(リフォーム)とは?内容やメリット・デメリットを解説!という記事をご覧ください。
実際どんなことをするのか、メリットやデメリットについて解説しています。
羽毛布団の打ち直し(リフォーム)と買い替えるのはどちらがお得?
そもそも自分が羽毛布団の打ち直し(リフォーム)で得をするのかどうかがわからないといった人もかなり多くいると思います。
自分が得をするかどうかが業界の人間以外でわかっている人はかなり少ないぐらいです。
まずは羽毛布団の打ち直しがおすすめな人と新品の羽毛布団に買い替えるほうがおすすめな人の2パターンに分けて説明します。
先にそれぞれどんな感じなのかをまとめておきます。
- 今使っている羽毛布団の値段が3万円以上
- 羽毛のダウン率が90%以上
- 羽毛のDP(ダウンパワー)が400以上
- 購入してから10年以内
- 今までに打ち直しに出したことがない
- 今使っている羽毛布団が打ち直し料金以下
- 羽毛のダウン率が85%以下
- 羽毛のDP(ダウンパワー)が399以下
- 購入して10年以上たっている
- 今までに打ち直しをしたことがある
具体的な数字や例を出して解説するので思っているより簡単に理解ができますよ。
自分の羽毛布団に当てはまる部分を中心に読んでみてください。
羽毛布団の打ち直し(リフォーム)がおすすめの場合
まずは羽毛布団の打ち直し(リフォーム)をおすすめする条件は下の通りです。
- 今使っている羽毛布団の値段が3万円以上
- 羽毛のダウン率が90%以上
- 羽毛のDP(ダウンパワー)が400以上
- 購入してから10年以内
- 今まで打ち直しに出したことがない
具体的な条件はこんな感じです。
この中でも特に上3つにひとつでも当てはまるようであれば、打ち直しを検討してみる価値は十分にありです。
もう少し細かく解説します。
今使っている羽毛布団の値段が3万円以上
今あなたが使っている羽毛布団の値段が3万円以上の場合だと、羽毛の品質が良い可能性が高いです。
逆に3万円以下の羽毛布団なら絶対に打ち直しはしてはいけないのかと気になる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
ありませんが、値段に比例して羽毛の品質が下がる可能性が高いので、打ち直しをしてもあまりコスパがよくないかもしれません。
羽毛布団の値段はあくまで目安であって、基本的には次の羽毛の品質をしっかりとみておいた方がいいですよ。
値段で判断するのは羽毛布団の品質表示の文字がかすれて読めない場合だったり、品質表示を切ってしまって羽毛の品質が確認できないときの参考程度にしておいてください。
羽毛のダウン率が90%以上
羽毛のダウン率が90%以上のものだと羽毛の品質が高いものが多く、このあとに解説するダウンパワーも高くなる傾向にあります。
この羽毛のダウン率は羽毛布団についている品質表示タグに書いてあるので印字が消えてなければすぐにわかりますよ。
安い羽毛布団だと80%前後のものであったり、それ以下のものもありますがそういった羽毛布団は羽毛の質が良くないので、素直に買い替えたほうがいいです。
羽毛布団のダウン率について詳しく知りたいという人は【用途別】羽毛布団のダウン率の選び方!違いや選ぶ目安を解説!という記事で解説しているので興味がある人は参考にしてみてください。
羽毛のDP(ダウンパワー)が400以上
羽毛のDP(ダウンパワー)は羽毛布団のふくらみやあたたかさに大きく影響を与える要素です。
この数値が高いほどふくらみやすく、あたたかいという基準になる数値です。
ただし、このDPは品質表示には書いていないことがほとんどで、購入後に調べるのは正直難しいのが現実です。
なので、先に挙げた値段とダウン率がわかればある程度予想することはできます。
3万円以上の羽毛布団でダウン率が90%以上のものだとDPも400以上のものである可能性も十分にあります。
こればっかりはあくまで推測であって布団によって違うこともあるので、断定はできないんですけどね。
羽毛のDPについて詳しく知りたいという人は羽毛布団のダウンパワーとは?値段の相場を比較しつつ解説!という記事をご覧ください。
購入してから10年以内
もし今使っている羽毛布団が10年以上使っているという場合は素直に買い替えたほうがいいです。
というのも、中の羽毛も劣化してきて、つぶれたり粉状になってしまいます。
壊れた羽毛の量が少なければ、打ち直しのときに足し羽毛ををしてもらえればふっくらと仕上がり新品に近い感じに戻ります。
壊れた羽毛の量が多ければ、ほとんどの羽毛を入れ替えることになってしまうので結果的に新品を買う方が安くすむことも多いです。
10年以上のものだと中の羽毛がかなり劣化して壊れていることが多く、打ち直しをすると通常の足し羽毛より多く羽毛を入れないといけなかったりするので追加料金がかかります。
そうなってくると打ち直しより新品を買うほうがコスパが良くなってしまうんですよね。
ただし、中の羽毛の状況は開けてみないとわからないことも多く、開けてからの判断になります。
しっかりしたお店に任せると羽毛布団の中の状況をみて適切なアドバイスをもらうことができますよ。
ちなみに羽毛布団の寿命や劣化については【まだ使える】羽毛布団の寿命は10年!?買い替えの目安や長く使う方法!という記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
今まで打ち直しに出したことがない
打ち直しに出したことのある羽毛布団だと、出す前の期間とあわせて10年以上使っていることも多いですよね。
そうなってくると中の羽毛も全体的に劣化して傷んできています。
このような場合は2回目の打ち直しはやめて新しい羽毛布団を買う方が満足度は高いと思いますよ。
よほどのこだわりや愛着がある場合はのぞいて素直に買い替えたほうがいいですよ。
羽毛布団を新しく買い替える方がおすすめの場合
羽毛布団を打ち直しに出すより新しく買い替える方がおすすめの場合は下の通りです。
- 今使っている羽毛布団が打ち直し料金以下
- 羽毛のダウン率85%以下
- 羽毛のDP(ダウンパワー)が399以下
- 購入してから10年以上たっている
- 今までに打ち直しをしたことがある
基本的にはこんな感じです。
こちらももう少し詳しく解説します。
今使っている羽毛布団が打ち直し料金以下
羽毛布団の打ち直し(リフォーム)も料金は安くはありません。
安いところでも1万円以上しますし、しっかりと羽毛の洗浄と足し羽毛のことを考えると2万円ぐらいするところも珍しくないぐらいです。
なので、元々買った羽毛布団の値段が2万円以下の場合だと、品質的にもそこまで高いものではありませんし打ち直しをしたところであまり効果的ではありません。
生地をアップグレードすることはできても羽毛の品質をアップグレードすることはできませんしね。
次も今使っている羽毛布団と同等品でいいのであれば素直に買い替えたほうがいいですし、もう少しグレードの高い羽毛布団を使ってみたいという場合も買い替えをおすすめします。
どうしても打ち直しをしたいという人を除けば、品質のいい羽毛布団を買って劣化してきてから羽毛布団の打ち直しを検討するといった感じでいいですよ。
羽毛のダウン率が85%以下
羽毛のダウン率が85%以下も買い替えたほうがいいですね。
あくまで2020年6月時点ですが、ダウン率が85%ぐらいまでのものであれば打ち直しとほとんど変わらない値段で新品が買えます。
羽毛布団の値段は羽毛の相場で変わることがあるので一概には言えない部分もありますが、ほとんど変わらない値段であれば新品を買う方が違いがわかりやすいことが多いです。
ただし、買い替える場合は生地の素材はよく確認しておいた方がいいですよ。
今使っているのが綿100%で、新しく買い替えるとなるとポリエステル85%綿15%になったりすることも多いので・・・
生地の素材の特徴については【目的別】羽毛布団の生地の失敗しない選び方!コスパ抜群のおすすめも解説!という記事で詳しく解説しています。
寝心地に直結する要素なので買い替える場合はしっかりと生地の素材の違いを把握しておく方がいいですよ。
羽毛のDP(ダウンパワー)が399以下
羽毛のDP(ダウンパワー)がもともと高くないものだと、そこから使っている間に劣化してさらに数値が低くなっています。
なので、そこを改善しようと思うと足し羽毛の量も増えてしまいますし、洗浄しようが羽毛を足そうが元の数値より高くなることはありません。
そう考えるとコスパが悪いんですよね。
よほど思い入れがあるお布団や愛着があるお布団を除けば、買い替えたほうが満足度は高いですよ。
羽毛のDPは羽毛布団のあたたかさに影響を与える大きい要素です。
もう少し詳しく知りたいという人は羽毛布団のダウンパワーとは?値段の相場を比較しつつ解説!という記事で詳しく解説しているので参考にどうぞ。
購入してから10年以上たっている
10年以上、長く使っていると中の羽毛が壊れている部分が多くなります。
先ほど説明した部分の繰り返しになってしまいますが、羽毛が壊れて粉末状になると取り除くしかないんですよね。
これは長期間使えば使うほど可能性が高くなります。
壊れた羽毛が多いお布団の場合だと足し羽毛の量がかなり増えてしまって、追加料金になることが多いので結果的に割高になってしまうんですよね。
そうなるとコスパも悪くなってしまうので新品を買う方が比較的安く満足することが多いですよ。
今までに打ち直しをしたことがある
今使っている羽毛布団が過去に打ち直しをしたことがある場合は、次は新品の羽毛布団に買い替えることをおすすめします。
というのも、過去に羽毛布団の打ち直しをしたことがある場合だと、通算で10年以上使っている人も多いと思います。
そうなってくると以前の打ち直しでは一部の壊れた羽毛を取り除き、新しい羽毛を足すことでふっくら感が回復したと思いますが、2回目になると全体的に羽毛が劣化している可能性が高いです。
そうなってくると交換したり足さないといけない羽毛の量が多くなってしまうので、結果的に高くなってしまいます。
あまり高くなってしまうと新品に買い替える方が安くなることも多いので、2回目の打ち直しはあまりおすすめではありません。
羽毛布団の打ち直しと買い替えについての結論
羽毛布団の打ち直しと買い替えのどちらがいいかは使っている羽毛布団によって変わります。
最後にまとめておさらいをしておきます。
- 今使っている羽毛布団の値段が3万円以上
- 羽毛のダウン率が90%以上
- 羽毛のDP(ダウンパワー)が400以上
- 購入してから10年以内
- 今までに打ち直しに出したことがない
- 今使っている羽毛布団が打ち直し料金以下
- 羽毛のダウン率が85%以下
- 羽毛のDP(ダウンパワー)が399以下
- 購入して10年以上たっている
- 今までに打ち直しをしたことがある
簡単にまとめるとこんな感じです。
本当に使っている羽毛布団や人によってどちらがお得か変わります。
ただ、しっかりとどちらが自分にあっているか理解ができると、打ち直しは新品に買い替えるよりもお得に羽毛布団をリフレッシュさせることができますよ。
もし羽毛布団を買い替えるのであれば、【全12記事】羽毛布団の正しい選び方のまとめ【比較するポイントも解説】という記事で羽毛布団の選び方についてまとめています。
できるだけ安く、高品質な羽毛布団が欲しいと思う人は参考にしてみてください。
打ち直しをするより羽毛布団を買い替える方がお得な人は【2022年秋冬】ネットで買える羽毛布団のおすすめランキング【用途別に解説】という記事を参考にしてください。
コスパの高い羽毛布団をランキング形式で解説しつつ紹介しています。
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